中林 香が贈る女性のための心と体と車のブログ

元女性カーレーサー中林かおるが、男性社会でキャリアを積みながら身をもって学んだのは 『男と女は肉体的にも心理的にも全く違う生き物』 ということ! 女性が無理やり男性と同じ枠組みで生ききようとすれば、ココロやカラダに大きな負担を与えることになりかねません。
クルマの運転はもちろん、心の問題や体の不調、ストレスなども、女性であることを大切にしたアプローチで、もっと減らせます。男社会で生きてきたからこそ身に付いた、女性がもっと楽になる、ココロとカラダに優しい生活のための知恵やテクニックをご紹介していきます。

中林 香

チャイルドシート特集(1)

チャイルドシートを選ぶ時のチェックポイント

チャイルドシートは大人にとってのシートベルトと同じ役目。
従って、ベビーカーやベビーベッドとは訳が違います。
チャイルドシートを使用する最大の目的は『安全性』です。
メーカーや、クラスによっては様々な装備や機能がありますが、
まずは安全性を考慮したチャイルドシート選びをお勧めします。

1.  シェルタイプ

『シェルタイプ』、つまりちゃんとイス型に成形されているものなら、
普通に走っている時にもしっかり子供の身体を支えられるし、
万一の事故の際、側面衝突時(正面衝突でなく、車の横方向からの衝突)の
子供の保護にも有効です。
ベストタイプやハーネスだけの簡易式のものもありますが、
これは通常のチャイルドシートが使えない特別な事情のある子供向け、
あるはいエマージェンシー用と考えた方が良いでしょう。
例えば法規上、チャイルドシートを使うとスペース的に乗りきれない場合、
(もちろん乗車定員内の話)使用が免除されますが、
こんな時、ベストタイプならスペースを取りませんから便利。
また、旅行先でクルマに乗る予定がある時なども楽に持ち運びができるから便利です。


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photo1 cap.シェルタイプのチャイルドシート:タカタ スタンダードDX


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photo2 cap.ベスト型チャイルドシート:全国防災事業協業組合 パワーベスト

2.  3点固定式


2点固定式はチャイルドシートの座面のみを固定するため、
衝突時に背中の部分が前方に傾き、前席など室内の物にぶつかる可能性があります。
さらに戻る時にチャイルドシートの姿勢が乱れると今度はシート横のピラーに
頭をぶつける可能性も大。背中部分にもシートベルトを通す3点固定式の方が安定性が高く、
さらにチャイルドシート固定機能つき(ALR)シートベルト(後述)が使えて便利です。


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イラスト1(左) cap.デルタ型3点固定方式  L字型2点固定方式


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photo3(右) cap.3点固定式:タカタMiLiBが採用しているデルタ型 3点固定方式


3.  フロントアジャスタ-もしくはアジャストフリー

チャイルドシートに座らせたらハーネス(チャイルドシートに付いているベルト)
で子供の身体を固定します。この時、オートマティック(自動的に巻きあがる)
もしくはフロントにハーネスのフィッティングアジャスターがついているタイプだと
チャイルドシートをとりつけたまま調整ができて楽です。
チャイルドシートの裏側にアジャスタ-がついていると、
この長さ調整がすごく面倒。子供の成長に合わせて、あるいは洋服の厚さによっても
ハーネスの調整が必要になるので簡単な方が良いですよね。
また、オートマティックのものでも、ストローク量が足りない(500mmは必要)ものは
アジャスターが背面についていたりするので要チェックです。

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photo4 cap.アジャストベルトを引くと肩ベルトの長さを手動で簡単に調節できる:タカタMiLiB 3000

4.  頭部保護のための適切なサイドサポート

実深さ100mm以上は必要。カバーがかかっていると
一見深そうに見えるものもあるので要チェックです。
しっかりしたサイドサポートがあれば、側面衝突の際、
車内にモノが飛びこんできても直接頭を打たなくてすみ、
ガラスなどの飛散物やドアパネルのエッジなどによる怪我が避けられます。
また、背もたれより子供の頭が出てしまうと衝突の時にサイドサポート自体が
子供の頭を加害するので大きいサイズのチャイルドシートに変えた方が良いですね。

5. チャイルドシートのベルトを通す穴の高さは車のシート座面から15cm以上

チャイルドシートにある、シートベルトを通す穴の高さが
車のシートベルトのバックルより低いと、シートベルトにたるみが出てしっかり固定できません。
15cmあれば大抵の車には合うはずです。チャイルドシートは車のシートとの相性も大事です。


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photo5 cap.チャイルドシートのシートベルト通し穴の位置が低すぎるとシートベルトにたるみが出てしっかり固定できません


6.  赤ちゃん、乳児は後ろ向きチャイルドシート

衝突安全の理屈から言えば、チャイルドシートのシートバックは立っている方が良いでしょう。
でも、赤ちゃんは首が座っていないから固定が難しい。
そこで乳児用シートとして理想的なのが、進行方向と反対の後ろ向きに約45度の
角度で取りつけるもの。首の弱い赤ちゃんは、衝突の際進行方向に
身体が投げ出される衝撃に耐えられません。
後ろ向きスタイルなら、赤ちゃんの頭から背中にかけての広い面積で、
衝突時の衝撃を分散して受け止めることができます。
前向きにも使える兼用タイプなら長く使えるので経済的だし便利ですが、
背もたれがリクライニングできるので45度となるようきちんとチェックすることが大事です。
乳児用としてベッドタイプのものもありますが、これはお勧めしません。
衝突の際に頭がベッドから投げ出され非常に危険!!
ダミー人形による実験では頭がちぎれてしまった例もあります。
ちなみに欧米では横向きベッドタイプは認可されていません。


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photo6 cap. 赤ちゃんのチャイルドシートは後ろ向き45度に取りつけて:タカタMiLiB(前後兼用タイプ)


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photo7 cap.ベッドタイプは安全上の見地からはお勧めできないので背もたれを起こして使った方が良いです:Apricaマシュマロサブ


(取材・記事:佐藤久実)

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